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ドラゴンクエスト4のクリフト×アリーナ(クリアリ)を中心とした二次創作サイトです。
2 女神微笑む投票日
一週間後。
パリスから仔細を聞いたルシオとクリフトは顔を強張らせた。
「二人も…白票で出す」
「ええ。本日の投票は確実に此方の二票は無効票、という事になります」
パリスは瞳を揺らす。
この一週間、教父は神教会の投票権を持つ者達を説き伏せていた。だが、賛成する事は出来ないと本日の投票を白紙提出すると宣言する者が二人も出てしまったのだ。
「申し訳ありません、私の力が及ばず」
「いえ……、急な新法案です、私に不満を持つ者でしたら無理も無い選択。寧ろ反対票に入れられなかったのは、パリス様の御力の御蔭です」
「クリフト……」
申し訳なさそうなパリスから目を逸らすとクリフトはきゅっと唇を引き締めた。
投票権は、貴族院、魔術院、神教会、それぞれが五十票ずつと、王の票が一、全部で百五十一だ。
つまり、可決するには有効投票百五十一票中七十六票が必要となる。
魔術院は自分達の予算や研究に関する法案以外は無関心だ。かと言って自分達も投票に参加しなければ採決は翌日持ち越し、議会の日程が延びてしまう。そうなれば己の研究時間が減る為投票はするものの、必ず票を分けてくる。
此方の票が二票、無効票として出されるという事は、有効投票総数は百四十九票、ルシオの票を足しても七十四対七十五、無効票二となり、一票差で負ける。
「おい、このままだと終身制廃止法案は」
否決となれば改正案を出す事は出来ず、アリエノールが描いた通りの結末となる。
勝利の女神は、アリエノールに微笑む事になるだろう。
「…解っています」
眉を顰めたまま唇を噛み締めるクリフトから目を逸らすとルシオは悔しそうに机を叩いた。


・・・「3 結果」に続きます。

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阿月さくら

Author:阿月さくら
ドラクエ4のサントハイムを中心とした二次小説を書いています。
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