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ドラゴンクエスト4のクリフト×アリーナ(クリアリ)を中心とした二次創作サイトです。
1 初陣
「即位式云々はまた後日だ。この瞬間から兄弟位は次世代へと引き継がれる」
ルシオはニヤリと笑うとアリーナとクリフトの肩を叩いた。
「では新王アリーナと新教父クリフト、早速仕事だ!本日より議会の運営を任せよう」
ルシオの言葉にアリーナは戸惑う。
「え、えっ!今から?」
「今はもうお前がサントハイム王だろ?」
「えっ!そ、そっか……、今からか…」
アリーナが眉を顰めながら付け加えたひと言にルシオは思わず頭を抱えた。
「何をしたら良いんだろう」
大丈夫かな、アリーナは。覚悟はあるが展開に追い付けないアリーナにルシオは不安を感じながらも気を取り直し、クリフトに声を掛けた。
「では新教父殿、初陣の指揮を」
教父。クリフトの心臓がどきりと音を立てる。
堂々とし、絶対で、己の指針となってきた父代わりの存在であり、慈愛溢れる、最も尊敬する師でもあるパリスが守ってきた、地位。
彼のようになりたいと憧れた、名。
彼のようになれるのかと恐れた、名。
不安や喜びが入り混じる心を落ち着かせ、「声よ、震えるな」と願う。
「……教父クリフトとして、ある現行法の改正案を提出する」
譲位が法案可決後直ぐに行われた事に驚いていた者達は、更に新教父がいきなり法の改正案を提出した事に顔を引き攣らせる。
アリエノールは瞳を眇めた。
「改正案だと…?」
「ええ。申し訳ないが、貴族院が提出された新法案の審議は後日に回して頂きたい」
「……で、何の法案の改正だ?」
「人権擁護法の改正を行いたい。これまでは貴族の身分を持たない庶子にも嫡出子と同等の生活をさせ、相続も可能とするものであったが、それに文言を付け加えたい」
「……」
「これ迄の法は庶子に選択の余地が与えられていなかった。それを改めたい。庶子が望むなら、貴族の位を与える。また、その庶子及びその庶子に関連する貴族が望むなら、両者共に貴族の座を放棄する事が出来る。勿論、悪戯に貴族が減り、領地の安全が確保されなくなるのは困る為、許可か否かは王の一存で決める。許可が下りれば貴族院は速やかにその領地及び財産の新管理者を立て、王に報告し、沙汰を仰ぐ事となる」
やはりそう来たか……!
アリエノールは悔しそうに顔を歪ませた。


・・・「2 王と教父、貴族院長が貫く正義 前編」に続きます。

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阿月さくら

Author:阿月さくら
ドラクエ4のサントハイムを中心とした二次小説を書いています。
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