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ドラゴンクエスト4のクリフト×アリーナ(クリアリ)を中心とした二次創作サイトです。
3 王と教父、貴族院長が貫く正義 後編
「許可を与える『王』が居なくなってしまうとこの人権擁護法案自体が矛盾する事になり、『貴族の身分を持たない庶子にも嫡出子と同等の生活をさせ、相続も可能とする』、という部分も含め法自体が無くなってしまうから…?」
「その通りです」
パリスが頷くとアリーナはほっとした笑みを浮かべる。目を手で多い、「先が思いやられる」と上を向くルシオにクリフトは苦笑いを浮かべた後、パリスの後を引き取った。
「来年の大会議、改正後の人権擁護法を遺憾であるとし、君主制の廃止に関する新法案を出す事は勿論可能です。共和制となった世で元貴族に対し庶子の優遇を求める事も出来るでしょう。ですが、それまでの期間に生まれた庶子は?それが解決出来ない限りアリエノールは新法案は出さない。自分のような庶子をこれ以上出さないという大前提のあるアリエノールが貫く正義では無いからです」
「アリエノールの、正義」
「そうだ。彼女の正義は、貴族の身に落とした自分の存在意義だ。存在意義を棄てる事は出来ない、庶子を捨て置く貴族と自分を同列とする事は、彼女には出来ない」
ルシオは腕を組む。
「アリエノールの正義を貫いたまま再び君主制廃止の新法案を出すには、『王の許可』という文言を変える人権擁護改正案を出さなければならない。だが、それを通すのは至難の技だろう、神教会はこの法案を変える必要が無い。魔術院は興味も無い。審判の一票を委ねられた王は」
「…王は」
私は。
アリーナはクリフトを見上げ、微笑んだ。
クリフトが。
「教父が求める正義と同じ正義を抱く限り、これまでもこれからも共に貫き続ける」

一週間後。
教父となったクリフトが打ち出した改正案は、可決。
貴族院が提出した君主制廃止法案は取り下げられ、廃案となった。


・・・「4 審判の目」に続きます。

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阿月さくら

Author:阿月さくら
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